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2020/02/04 15:00



今年のテーマは、Back to Basics⁠
ものづくりを始めたきっかけであるバッグづくりに立ち戻り、⁠「リズクラッチ」を改良・進化させた商品をお届けしたいと動き始めました⁠。

「リズクラッチ」を開発したのは、いまから3年前。

運営する「リズムーン」という働く女性のための情報サイトで、「フリーランスのカバンの中身を見せて」というコラムを企画していたときのことです。 

私を含めてメンバーの多くは、仕事かばんの中身がいつもぐじゃぐじゃで、「名刺入れがない」「オフィスの鍵がない」「ハンカチがない」と探し物で毎日ムダな時間を使っていることが判明。だからといって、市販のバッグインバッグはオシャレじゃないので購入意欲をそそられない…という人がほとんどだったのです。

さっそく、リズムーン上でユーザーアンケートを実施してみたところ、読者の多くが同じような悩みを抱えていることがわかり、収納力があって、実用性とおしゃれを兼ね備えた「バッグ」を開発することになりました。
リズムーンでの商品開発の様子はこちらでご覧になれます

リズクラッチの内側には、かばんの中の細々としたものを収納できるサイズ違いの6つのポケットがあり、バッグインバッグとしても使えるだけでなく、持ち手が取り外しできるので、クラッチやショルダーバッグとしても使えます。


必要なものはすべてリズクラッチにおさまっているので、出張先で外出するときや、洋服に合わせて仕事かばんを変えたときにも、リズクラッチを入れ替えるだけでOK。
ランチや保育園のお迎え、近所に買い物にいくときは、かばんからリズクラッチを取り出して、ささっと出かけることができます。
超超超がつくスボラで、整理整頓が苦手な私ですが、リズクラッチのおかげで仕事かばんの中身がすっかりキレイになり、「あれどこいった?」⁠と探しものをすることも激減。いまや手放せないバッグとなりました。

働く女性の24hに寄り添い、応援するライフスタイルストアに発展


そうしたモノづくりの経験から、
「バッグだけでなくて、同じようなコンセプトで、働く女性を応援する商品をあつめたセレクトショップを持ちたい」と思うようになり、立ち上げたのが24rhythmです。

24rhythmでは、
・働く女性の忙しい日々を応援する商品であること
・作り手の見える商品であり、購入が支援につながること
・実用的だけどオシャレ心も楽しめる製品であること
・環境にやさしく、長く使い続けられる高品質であること
を基準に商品を選んでいます。

リズムーンや24rhythmでご紹介する情報やプロダクトを通して、しなやかに、自分らしく働く女性を応援したいという思いがベースにあります。

なぜ私が、「働く女性」にこだわるのか

男女格差が世界で121位の日本。男性優位の社会で、経済は男性が主流となって回っていて、女性の中には、結婚して家庭に入ったり、夫の収入を元に「自分は扶養内で」とか「子育てや家事にあまり支障がない範囲で」という働き方をされている方が結構いらっしゃいます。

でも私は、女性も自分の仕事を持ち続けて、経済的にも精神的にも自立していなければならないと考えているのです。

それは、私の幼少時代の経験が大きく影響しています。
私が小学校6年生のとき、両親が離婚し、私はシングルマザー家庭に育ちました。
それまで専業主婦だった母は、とにかく生活のために「すぐに」働く必要があったので、「自分がしたい仕事かどうか」など選ぶこともできず、苦労して働きながら私と妹を育ててくれました。

そんな母の姿をみたり、母と話していて感じたことは、

人生何があるかわからない。
女性も仕事を持ち続けて、経済的にも精神的にも自立していなければならないということ。
そして、人生の時間の大部分を占める「仕事」は心からやりたいと思えることをやろう、ということです

パートナーがいてもいなくても、
「私は生活できるし、子どもも養っていける!」
「おひとり様として楽しく生きていく!」
というように経済的にも精神的にも自立していることができたら、転職、出産、育児、介護などライフステージの変化にあわせて自分のしたいように人生を選べるし、しかも、その選択肢が広がると思うのです。

リズムーンを立ち上げた理由も、結婚や育児などで仕事を続けるか、辞めるかの二択ではなくて、フリーランスという働き方で仕事を辞めずに続けられる方法があるよ、というのを多くの人に知ってもらいたかったから。あれから10年たち、会社員とフリーランスの境界がなくなりつつある今、働き方うんぬんを超えて、その根源にあった、自立して生きる女性をインスパイアする活動をしていきたいという気持ちが大きくなっています。

女性が会社を経営している、フリーランスで働いていると聞くと、「パートナーが安定した職業だからできる働き方でしょ?」と、いまだに失礼な発言をする人が男女問わずいます。そういう先入観も払拭していきたいですしね。

熱くなってしまいました。話はかばんに戻りますが、今年は初心に戻って、魅力をさらにパワーアップさせたバッグをお届けできるように、開発の様子はこちらやInstagramでアップデートしていきますね。

⁠(店長・小野)⁠

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