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2019/08/02 00:00


とあるビジネススクールの学長と話した時のこと。⁠

流れで、私が今年40歳になったという話題になると、⁠
「bel âge(美しい歳)だね。」と言われた。⁠

「ああ、もう40になったんだ。」と⁠
頭のどこかで後ろ向きに考えていた私は、まさに目からウロコ。⁠

そっか!40歳って、「良い歳」なんだ!⁠

俗にいう「もういい歳だよねぇ」のネガティブな「いい歳」ではなく、⁠
恋愛や結婚、子育てなどを経て、人としての厚みも出てきて、⁠
仕事でもキャリアを積んで、次のステージに向かう楽しさもある。⁠
という「良い歳」。⁠

確かに、20代から30代前半にかけての勢いや生命力、⁠
いい意味での勘違いは無くなるけど⁠

その当時は見えていなかったことが見えてきたり、⁠
感情を交えず分別ある決定ができたり、⁠
人生における大切なものが分かったり、⁠
辛抱強くなったり…⁠

先輩方にはまだまだといわれるだろうけど、⁠
うん、熟してきたな。と思えることが意外とある。⁠

「40代に入ったのに、まだ何もやりたいことを形にできてない。」⁠
ではなく、今まで自分が経験してきたことを使って⁠
これからもっといい形にしていけばいい。⁠

そういう「bel âge(美しい歳)」なんだ。⁠
何歳でも、心の持ち方次第で「bel âge」になり得るんだ。⁠

歳なんて気にしないと装いながら、⁠
なんとなく、根拠のない焦りを感じていた私に⁠
発想の転換を与えてくれた出来事だった。⁠

Text by スタッフ マサコ